規制社会 address regulatory and cost problems 2003 9 19
日本は、規制社会です。
また、コスト高の社会です。
長く続いたデフレで、物価が安くなったと言っても、
外国に比べれば、日本では、生活費が高くかかるのです。
なぜ、このようなコスト高社会となったのか。
それは、数々の規制によって、社会全体が、コスト高となっているのです。
そして、この数多くある規制が、日本企業の国際競争力を奪っているのです。
もちろん、鎖国をすれば、規制社会でも問題ありません。
しかし、国際国家となった現在では、国際競争力が問われるのです。
こういう状況でも、数多くある規制によって、日本企業の国際競争力が落ちているのです。
日本企業は、外国の企業に比べて、大きなハンディを背負っているのです。
これでは、外国の企業に、日本企業は負けます。
どのくらい規制が多いか。
これは、サラリーマンや学校の先生をやっていると、わかりません。
実際に、起業した人たちの話を聞いてみることです。
起業するに当たって、資金不足に悩みますが、
それ以上に、悩むのが、星の数ほどある規制です。
法律による規制、政令による規制、要綱・要領による規制、
行政指導による規制、商慣習による規制、
業界による規制、星の数ほどあります。
しかし、起業して成功してしまうと、今度は、規制が多い方がいいと言います。
なぜなら、規制は成功者を守るのです。
多くの規制によって、新規参入者を防げるのです。
日本に活力がなくなったのは、こういう原因です。
もちろん、戦後復興の時代は、
多くの規制を作って、多くの産業を守る必要がありました。
しかし、戦後は終わったのです。
困難な道ですけれど、「新生日本」への道を歩かなくてはならない。